| 2026年3月5日(木)鑑賞 イオンシネマ岡崎(スクリーン9 H-7/8) |
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2026年2月27日(金)公開 / 上映時間:110分 / 製作:2025年(日本=米) /
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
【監督】 HIKARI
【キャスト】
フィリップ・ヴァンダープルーグ:ブレンダン・フレイザー / 多田信二:平岳大
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中島愛子:山本真理 / 長谷川喜久雄:柄本明 / 川崎美亜:ゴーマンシャノン眞陽
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LOLA:安藤玉恵 / 佳恵:森田望智 / 寺田光太:木村文 / 川崎瞳:篠崎しの
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長谷川雅美:真飛聖 / 多田の妻:板谷由夏 / 佳恵の両親:菅原大吉、原日出子
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面接官:神野三鈴 / 生前葬を依頼した客:宇野祥平 / 長谷川家の女中:梅沢昌代 |
【あらすじ】
かつて歯磨き粉のCMで一世を風靡したものの、近頃は世間から忘れ去られつつあるアメリカ人俳優フィリップ(ブレンダン・フレイザー)。俳優業を細々と続けながら東京で暮らし、すっかり街になじんでいた。そんなある日、フィリップはレンタル・ファミリー会社を経営する多田(平岳大)から仕事を依頼される。レンタル・ファミリーとは、依頼人にとって大切な「家族」のような役割を演じることで報酬を得る仕事。最初のうちは、他人の人生に深く関わることに戸惑うフィリップだったが、仕事を通して出会った人々と交流していくうちに、いつしか彼自身の心にも変化が起こりはじめる・・・ |
【感想】
2月27日に、気になっている映画がいくつか公開されました。その中のひとつがこの映画です。予告を観てレンタルファミリーを通じてそれぞれの人たちが心を通わせていく・・・そんなイメージを持ったので観たいと思っていました。長女も興味があったようなので誘ってふたりで観てきました。
期待通りとても良い映画でした。主人公のフィリップの人柄がいいです。偽りとか人を騙すとかに拒否反応を持っていたフィリップが、行きがかり上レンタルファミリーという仕事をすることになり、その経験から、人とのつながりとか、その人のためになることは本当は何かを感じていき、真実だけが正解ではないことを悟っていきます。そして、最後には映画の仕事よりもレンタルファミリーという仕事を選ぶというストーリーです。家族というのは血のつながりだけではない、ということにあらためて気づかせてくれます。
最初の仕事の佳恵(森田望智)の結婚式での新郎役では、嘘をつくことに気が乗らなくて逃げ出したかったフィリップですが、式後に佳恵と本当のパートナーから感謝を気持ちを伝えられ、喜ぶふたりを見てレンタルファミリーという仕事に心が動いて次に進んでいくとても良いきっかけのシーンでした。個人的には、結婚式まで相手の親と一度も会っていないとか、それでよく結婚を許されたなという非現実的なところや、親の立場からはその嘘が本当に親や娘のためになるのかと感じるところはありましたが、ひとつのきっかけの出来事としては面白くてよい描き方だったと思います。
そのあとの美亜(ゴーマンシャノン眞陽)の父親役では、子供を思う父親の気持ちが本当の親以上に伝わってきましたし、喜久雄の取材者役では、老いた人の願いに対する真摯な気持ちが伝わってきました。どう接していけばいいかと悩む中で、フィリップの優しさや相手を思う気持ちがとても伝わってきました。フィリップの独断の行動には軽率さも感じますが、人間的な優しさやいい加減にすますことができない人の良さを感じるので、応援したり助けたくなる気持ちのほうが勝ります。
製作はアメリカですが日本のおかしな描き方や偏見などはまったく感じられず、監督が日本人、撮影が日本ということで、日本映画といってもよいくらいに自然な日本が描かれているのも好感が持てました。登場する日本人が英語をしゃべることができるという点は(高齢の喜久雄(柄本明)までも!)違和感が無くもないですが、それくらい話せる人もいるかもと思わせてくれる現実もあります。一緒に観た長女は、あのくらいでいいので英語が話したいと前向きに受け取っていました。
笑いが出るシーンもあったり、ほろっとするシーンもあったり、嫌悪感の感じるシーンや登場人物は全くないし、主人公のキャラクターは好感持てるし、とても楽しめました。泣けるということはありませんが、心がほっこりする優しい映画でした。 |
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。 |
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