2026年4月8日(水)鑑賞 イオンシネマ豊田KiTARA(スクリーン9 G-8)
2026年4月3日(金)公開 / 上映時間:112分 / 製作:2026年(日本) / 配給:キノフィルムズ
【監督】 萱野孝幸
【キャスト】
 藤根美香子:田中麗奈 / 金城光輝:森崎ウィン / 藤根路範:阿諏訪泰義 /
 土岡瞳:石川恋 / 日吉安大:岩谷健司 / ルナ月浦:中村祐美子 /
 王屋会長:勝野洋 / 藤根有恵:宮崎美子
【あらすじ】
平凡で味気ない日々に退屈していた専業主婦の美香子(田中麗奈)は、ある日訪れた百貨店で、ゴールドカンパニーのSGCが販売する、100万円もする「金のおりん」をつい盗んでしまう。普通であることが幸せだと言い聞かされて育った美香子だったが、金の魅力にとりつかれたことをきっかけに、幼いころに抱いていた「特別な人になりたかった」「私にしかできないことをする」という夢がよみがり、無謀にも100億円相当の「秀吉の金の茶碗」を盗み出す計画を立てる。しかし、美香子を利用しようとするSGCの社員・金城(森崎ウィン)との駆け引きや、なし崩し的に泥棒の共犯者となった夫・路範(阿諏訪泰義)の金森の部下・土岡(石川恋)との浮気など、トラブルが連続し・・・
【感想】
田中麗奈は気になる女優で、その田中麗奈が主演ということで観たいと思っていた映画です。いつも行く映画館では上映していなかったので、上映している市内の同じ系列の映画館でひとりで観てきました。

普通の専業主婦である美香子が「金のおりん」を盗んだことから、それをうまく宣伝に利用しようとする金城によってゴールドカンパニーのSGCとかかわっていくというのが前半です。13年前に実際にあった盗難事件がもとになっているらしいです。このくだりは美香子が泥棒をしてしまいそれを反省し謝罪するということで、田中麗奈は地味だし物語に大きな動きがなく、ちょっと退屈な内容でした。少し面白いと感じたのは、美香子と金城の噛み合わない会話でしたが、盗んだ主婦と盗まれた会社の責任者の会話としてはありえないなという思いの方が強かったです。そもそも、100万円もするものを盗んだにもかかわらず、犯罪を起こした犯人という扱いが感じられないのが不思議でした。

後半は、そんな状況の美香子が夫の浮気をきっかけに、100億円相当の「秀吉の金の茶碗」を盗もうと計画するのですが、そこからは、どういう方法で盗み出すのか、危機に遭遇しながらも無事に盗み出せるのかという興味でとても面白くなってきました。「秀吉の金の茶碗」は、100億円も価値があり、歴史が大きく変わるためにまだ世に中にはオープンにできないというものなのに、得意客に見せて持たせて写真を撮らせるというのは軽率な行動だし、警備も薄すぎるというツッコミどころもありましたが、ドタバタしながら盗み出すスリルをハラハラしながら観るのは結構楽しかったです。田中麗奈の変貌ぶりやドタバタぶりも良かったですし、夫・路範役の阿諏訪泰義のドジぶりやとぼけた感じも面白かったですし、浮気相手の土岡役の石川恋が無理やり巻き込まれたにも関わらず忠実に遂行する真面目な姿も楽しめました。

映画としては物足りないという感じはしますが、物語としてはそれなりに楽しめる映画でした。なお、映画の中のSGCという会社は実際に存在する、金の精錬から製作、販売、買取まですべてを手がけるゴールドカンパニーで、この映画のスポンサーとなっています。なので、この映画を観ると「金」の資産価値に興味が出て「金」を資産に持つのもいいかと思ってしまうところがあります。
上記はあくまで私の主観です。あとで自分がその時にどう思ったかを忘れないための記録であり、作品の評価ではありません。
また、ネタバレの記述もありますので、ご注意ください。